お世話になります。
今回は日本仕様のバスボートパーツブランド『 J-SPEC 』がリリースしたヘルム用ストライドマウントHDとヘルム用ストライドマウントWのご紹介です。
まず、ヘルム用ストライドマウントHDからご紹介します。
ヘルム用ストライドマウントHDはコンソールの形状やメーターの配置、ダッシュボードのガタつきなどの影響を受けることなく、最新のバスボートと同じようにコンソールの正面に重量のある10インチ以上の大型GPS魚探が設置できるマウントです。
ヘルム用ストライドマウントHDはすでにリリースされているヘルム用ストライドマウントを重量のある10インチ以上の大型魚探もしっかりと設置できるよう強化(ヘビーデューティー化→HD)したものです。
具体的にはヘルム用ストライドマウントの両サイドを折り曲げて手前に補強板を加えることで強化しました。
いつもお世話になっているエレキの修理屋さんから『スキーターSX176のコンソール正面にハミンバードのSOLIX-15を装着したい!』とご相談いただいたことからJ-SPECが企画・試作していたものを装着してもらったところ、ご満足いただけたのでJ-SPECに量産化をお願いしました。
ヘルム用ストライドマウントHDの取り付け方法や設置できる条件はヘルム用ストライドマウントと同じです。下記リンクをご参照ください。
◆取り付けの参照ブログ:http://heartsmarine.com/heartsselectblog/?p=2399
◆各ボートブランドの取り付け実例:http://japan-spec.com/?p=860
先に補強板を取り付けたほうが楽に装着できると思います。
ヘルム用ストライドマウントHDはエクステンションプレートを追加で購入することで次に紹介するヘルム用ストライドマウントWにアップグレードできます。
ヘルム用ストライドマウントHD用エクステンションプレート
今はコンソールにGPS魚探は1台だけど、2台にする可能性がある方はヘルム用ストライドマウントではなく、ヘルム用ストライドマウントHDをご購入ください。
次にヘルム用ストライドマウントWをご紹介します。
ヘルム用ストライドマウントWはコンソールの形状やメーターの配置、ダッシュボードのガタつきなどの影響を受けることなく、最新のバスボートと同じようにコンソールの正面に大型のGPS魚探が2台設置できるマウントです。
ヘルム用ストライドマウントWは先に紹介したヘルム用ストライドマウントHDにエクステンションプレートを加えることで大型のGPS魚探の2台設置を可能としました。
エクステンションプレートの長さは600mm、幅が75mmあるのでGPS魚探の2台をハの字に設置することもできます。
ヘルム用ストライドマウントWの設置条件はヘルム用ストライドマウントに準じます。
参照ブログ:http://heartsmarine.com/heartsselectblog/?p=2399
違うのはYmmを確認する時の条件です。ヘルム用ストライドマウントWの場合は広い範囲での左右の干渉確認をした上でYmmを測定する必要があります。
まず、一辺が115mmの正四角形の段ボール板を用意します。次に
-
600mm
-
設置する魚探2台を並べた時(魚探と魚探の間はノブを回せるだけのスペースを確保)の長さ
どちらか長いほうの長さで幅が75mmの段ボール板を用意して正四角形の段ボール板にセンター振り分けでテープ止めして角度が75°になるように調整した工作物を用意します。
今回はエクステンションプレートより魚探を並べたほうが長かったので
段ボールは790mmで作製。魚探の間は70mmにしました。
用意した工作物をヘルム上部にあてて工作物にメーターやモール・ウインドシールドなど、干渉するものがないかどうか、干渉するならダッシュボードパネルから段ボールを何mm手前(Ymm)に配置したら干渉しないかを確認します。
念のため、設置する魚探も載せて干渉するものがないかどうか確認
今回は5mmでした
コンソールの両端が大きく飛び出ているボートはそう多くありませんが、エレキの修理屋さんがプロトタイプをレンジャーR81に装着した際には両側のモールが邪魔してかわすのに大変苦労したそうなのでお気を付けください。
レンジャーR81は両側のモールにスイッチなどが
配置されていて大きく飛び出ています・・・
神業レベルでかわしてます!
では、取り付け方法です。
①ベースとなるヘルム用ストライドマウントHDの取り付け方法はヘルム用ストライドマウントと同じです。下記リンクをご参照ください。
参照ブログ:http://heartsmarine.com/heartsselectblog/?p=2399
補強板は下の2ヶ所だけ付属するネジで仮止めしてヘルムに設置してください。
②ヘルム用ストライドマウントHDにエクステンションプレートを載せて設置する魚探の位置を決めます。
③位置が決まったらコの字架台の穴位置をエクステンションプレートにマーキングします。
④マーキングしたところにコの字架台に開いている穴の径に合わせた穴を開けます。
⑤開けた穴をエクステンションプレートの裏側から皿モミ・面取りカッターを使って皿モミ加工します。
⑥エクステンションプレートの裏側から表側に向かって皿ネジを差してコの字架台を固定します。皿ネジは装着したい魚探のコの字架台の穴径に合ったものをご自身でご用意ください。
⑦コの字架台をネジ止めしたエクステンションプレートをヘルム用ストライドマウントHDに載せてエクステンションプレートの中央に開いている穴を付属する皿ネジとボルトで固定します。
⑧エクステンションプレートと補強板を付属する皿ネジで共締めします。仮止めしていた補強板のネジもしっかり締めます。
これで完成です!
材質は本体と補強板はステンレス製、エクステンションプレートはアルミ製になります。
当ブログを読んで『難しいなぁ・・・』と思った方はお世話になっているメカニックさんに相談してください(業販可能です)。また、ブログ通りに測定しても愛艇に設置できるかどうか判断が付かない場合はお気軽にお問い合わせください。
注意事項は下記の通りです。
【注意事項】
※チルトヘルムには装着できないのでご注意ください。
※GPS魚探がハンドルに干渉する場合はハンドルやハンドルボスの交換、ハンドルボススペーサーで距離を確保することが必要です。
※予告なく形状などを変更することがございますので予めご了承ください。
大型のGPS魚探をコンソール正面に設置できるヘルム用ストライドマウントHDとヘルム用ストライドマウントW。ご購入は下記リンクからどうぞ。
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ヘルム用ストライドマウントHD用エクステンションプレート