チルトヘルム用ストライドマウント

お世話になります。

今回ご紹介するのは日本仕様のバスボートパーツブランド『 J-SPEC 』がリリースしたチルトヘルム用ストライドマウントです。

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チルトヘルム用ストライドマウントはコンソールの形状やメーターの配置、ダッシュボードのガタつきなどの影響を受けることなく、最新のバスボートと同じようにコンソールの正面にGPS魚探が設置できるマウントです。

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先にリリースしたヘルム用ストライドマウントコンソールの正面にGPS魚探が設置できなかったバスボートオーナーさんやメカニックの方から大きな反響を頂きました。

P5172959-2[1]参照ブログ:http://heartsmarine.com/heartsselectblog/?p=2399

と同時にチルトヘルム(チルトステアリング)用はありませんか!?というお問い合わせを多くいただきました。そこでいろいろと試行錯誤して完成したのが、チルトヘルム用ストライドマウントです。

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取り付けることができるボートの条件は以下の通りです。

①チルトヘルムのブーツを取った時に見える樹脂カバーがコンソールと面一か飛び出ていること
樹脂カバーが全部見えている(チルトヘルムがコンソールの凹んだところに装着されていない)場合ヘルム用ストライドマウントを使用しますので後ほど触れます

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②写真のような段ボール板を用意して取り付けたい魚探のコの字架台に貼り、チルトヘルムの樹脂カバーの根元から25°の角度に置いた時にコンソールのモールやメーターベゼルなどが段ボールや魚探に干渉しないこと(魚探がハンドルに干渉する場合はチルトさせてください)

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ヘルム用ストライドマウントと比べると取り付けることができるか否か、確認するのが簡単だと思います。

取付方法は以下の通りです。

①ハンドル・留め具・プロトリム・ブーツ・樹脂カバーの順番で外します

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②チルトヘルム部を止めている2本のネジ(赤丸印)を外してチルトヘルム部を外します

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ボルトナットになっている青丸印のネジを外します

OLYMPUS DIGITAL CAMERA ネジの頭部が皿状なのでペンチなどで挟んで裏のナットを緩めてくださいOLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

④樹脂カバーを仮取り付けして外したネジがあるところに外径13mmのアルミカラーが入るようにマーキングして加工します

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⑤赤丸印のネジ穴と青丸印のネジ穴の角度が違うので青丸印のネジ穴が樹脂カバーと直角になるようにドリルで揉みます

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⑥チルトヘルム用ストライドマウントにネジとカラーを通してチルトヘルムに取り付けて3ヶ所をネジ止めします

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⑦手順①の逆の順番でパーツを取り付けてチルトヘルム用ストライドマウントにコの字架台を取り付けて完成です

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◆チルトヘルムでもヘルム用ストライドマウントを使用するケース◆

チャンピオンの一部のモデルなど、チルトヘルムの樹脂カバーがコンソールに埋まっておらず全部見えるボートがあります。

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このタイプはヘルム用ストライドマウントを使用します。取り付け方法は以下の通りです。

①ハンドル・留め具・プロトリム・ブーツ・樹脂カバー・チルトヘルム部を外します

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②青丸印&赤丸印のネジを外します

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③コンソールの裏にある油圧パーツを外します

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④アルミパーツを外してコンソールとアルミパーツでヘルム用ストライドマウントを挟み込むように元のネジで止めます。

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手順①の逆の順番でパーツを取り付けて完成です

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またまた長編ブログになってしまいましたが、いかがだったでしょうか。『難しいなぁ・・・』と思った方はお世話になっているメカニックさんにご相談するのが良いと思います(業販可能です)。当ブログ通りに測定しても愛艇に設置できるかどうか判断が付かない場合はお問い合わせください。

注意事項は下記の通りです。

【注意事項】
※チルトヘルム用ストライドマウントが装着されることでチルトヘルムの角度調整に制約が生じます。
※角度調整してもGPS魚探がハンドルに干渉する場合はハンドルやハンドルボスの交換、ハンドルボススペーサーで距離を確保することが必要です。
※予告なく形状などを変更することがございますので予めご了承ください。

コンソールに問題があっても大型GPS魚探が正面に設置できるチルトヘルム用ストライドマウント。ご購入は下記リンクからどうぞ。

https://heartsselect.shop-pro.jp/?pid=154155340

 


パワーマニアのオンボードチャージャーが進化しました!

お世話になります。

今回はパワーマニア(POWER MANIA)のオンボードチャージャーの進化版のご紹介です。

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米中の貿易戦争の煽りを受けたデュアルプロのオンボードチャージャーの代わりとして取り扱いを始めたパワーマニア(POWER MANIA)のオンボードチャージャーですが、高付加価値版のターボマリンV2シリーズがV3に廉価版のターボマリンE1シリーズがE2に進化しました。

進化版の主な変更点は以下の通りです。

①筐体が樹脂からアルミに変更され、冷却効率が向上しました!

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②後付けの足がなくなり、筐体と一体型になったので設置しやすくなりました!

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③V3シリーズの一部のモデルに付いている冷却ファンが筐体に覆われたことで故障リスクが軽減しました! 

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高付加価値版のターボマリンV3シリーズと廉価版のターボマリンE2シリーズの違いは以下の通りです。

①V3シリーズはバッテリー毎にインジケーターがあるので個別の状態が判断できる

P9084182[1]P9024138[1]V3・E2、ほぼ共通のインジケーター

P9084186[1]V3だけにあるバッテリー毎のインジケーター

②同じ3バンクチャージャーでもM320V3は20A、M315E2は15AでV3シリーズのほうがアンペア数が高いのでより早い時間で充電できる

V3シリーズとE2シリーズはご自身の環境に応じて使い分けてください。また、当店でパワーマニア(POWER MANIA)のオンボードチャージャーをご購入頂けると当店オリジナル日本語説明書をお付けします

進化を遂げたパワーマニア(POWER MANIA)のオンボードチャージャー。ご購入は下記リンクからどうぞ。