【2024/10/23追記】
クイックステップがボートトレーラーに装着できるかどうか、手軽に判断できるサンプルをご用意しました。
http://heartsmarine.com/heartsselectblog/?p=4511
お世話になります。
今回は日本仕様のバスボートパーツブランド『 J-SPEC 』がリリースしたボートトレーラー用ステップ『クイックステップ』のご紹介です。
最近のバスボートには標準装備されるようになったボートトレーラー用のステップ。
当店では後付けできるボートトレーラー用のステップとしてEZトロールステップ (トング用)やトレーラーステップ (ウインチサイド用)・トリックステップなどを販売しています。
EZトロールステップ (トング用)トレーラーステップ (ウインチサイド用)トリックステップ
中でもボートの昇降に最も快適なのはトリックステップですが、年式の新しいレンジャーやトライトンのモデルに合わせた専用品なので残念ながら違うボートブランドや古いボートには装着できません。
クイックステップはいろいろなボートブランドや古いボートのトレーラーに装着できるように設計したボートの昇降が楽になるステップです。
クイックステップは昇降がより快適になるグラブバー付きステップとステップ単体の2種類がお選びいただけます。
まず、ご自身のトレーラーにクイックステップが装着できるかどうか、次の写真に示したフレームの寸法を測定してください。
装着可能なのは①のフレーム幅が35mm~55mmのAタイプ(ほとんどのボートトレーラーが該当)と65mm~90mmのBタイプ(EZローダーやキングトレーラーなど)で②のフレーム高さが70mm~120mmのトレーラーです。(指定寸法以外のトレーラーがありましたらご相談ください)
次にほとんどのボートトレーラーが該当するAタイプであれば両端から37.5mmのところに線を引いた130mm角の段ボールを用意します。
Bタイプの場合は両端から20mmのところに線を引いた130mm角の段ボールを用意してください。
最後に用意した段ボールを次の条件下でトレーラーのフレームに置けるかどうか、確認します。
①トレーラーのフレームが段ボールに引いた線より内側にあること
装着したい場所のフレームが曲がっていてもフレームが線より内側にあれば装着可能です。
②中央のフレームや溶接されているステップ、手動ブレーキなどに干渉しないこと
干渉するパーツがあっても移動できるなら問題ありません。ジャッキを右舷側に装着している方も多いと思いますが、クイックステップを装着したいなら左舷側に付け替えてください。
③トレーラーを横から見た時にフレームに置いた段ボールがバウローラーの延長線上より前方にあること
下記写真の事例ではフレームにステップが溶接されていますが、ステップを避けて段ボールを置いて横から見るとバウローラーより前にあるので装着可能と判断できます。
以上、3つの条件をクリアできるトレーラーであれば基本的にクイックステップが取り付け可能です。
稀に段ボールが置ける位置がバウローラーより後方になるボートがあります。
この場合はクイックステップがボートに干渉したり、ボートにステップが隠れてしまう可能性がありますので事前に下記リンクからお問い合わせください。
また、ステップ部がボートに隠れてしまうギャンブラーはサイドフレームへの装着が難しいです。
ギャンブラーはトレーラー中央の飾り板を取ればバウローラーより前にクイックステップを取り付けられるもののトレーラーのフレームが外側に膨らんでいないことが要因でボートの下に潜り込んでしまいます
ご注文される際には下記情報をご提供ください。お客様のトレーラーに合うサイズのUボルトをご用意します。
1. ボートブランド
2. ボートモデル
3. フレーム幅
4. フレーム高さ
※ご自身の愛艇に取り付けできるのか心配な方は下記リンクから上記情報をお知らせください。ハーツマリンに同じボートが駐艇されていれば現物で確認いたします
取り付け方法は簡単ですが、クイックステップはそれなりの重量があるので二人でやるのがお勧めです。
①まず、付けたい位置に余計な装備がある場合は事前に取り外します。今回のモデルとなったチャンピオン188には装着したいフレームに飾り板とサイドマーカーが付いていた(赤印)ので外しました。
②クイックステップのベース部に開いているUボルトを通す穴4つがフレームに隠れることなく、トレーラー中央にあるフレームなどに干渉することなく、ボートの上からクイックステップを見た時にできるだけステップ部が広範囲に見える位置を割り出します。
③取り付け位置が決まったら付属のUボルト2本をフレームの下から差し込むように取り付けます。その際、Uボルトのネジ部でフレームの塗装を傷つけたりする可能性があるので心配な方は事前に養生してください。
④Uボルトにワッシャーを通した後、ロックナットを13mmのレンチで締め付けてください。
締め付けの際にはUボルトがフレームに対して垂直になっていることを確認してください。斜めになっていると緩みやガタ付きの原因になりますのでご注意ください。
写真がゆがんでいるので垂直に見えませんが・・・垂直にしてください
⑤グラブバーを一番上のステップに17mmのレンチを使って付属のボルト・ナットにて取り付けます。
⑥完成です!
トングにEZトロールステップ (トング用)を装着すると、より快適になります!
昇降の様子を映した動画もご覧ください。
いろいろなボートに装着した時のイメージもご覧ください。
スキーターZX210(スキーターのトレーラーにステップが標準装備されるのは2010年代になってからです)
バスキャット クーガー(バスキャットにステップやグラブバーがオプションで装着できるようになったのは2008年前後だったと思います)
チャンピオンまたはストラトスチャンピオン(トングに近いところに小さなステップが溶接されているトレーラーがありますが、ステップのフレームをまたぐ形で装着できます!)
サウザー450(セルフランチングが多いと思われるサウザー450にも装着可能!手動ブレーキの後ろ側に付けてもボート上からステップが良く見えます)
クイックステップを装着した時のおおよその寸法は次の通りです。
クイックステップを取り付ける位置によってはけん引車のハンドルを極端に右に切った際に干渉する可能性がありますのでご注意ください。取り付けた後、どれくらいハンドルを切ったら干渉するかを事前にご確認ください。
けん引などの振動でUボルトやグラブバーのナットが緩む可能性があるので定期的に増し締めしてください。
長文ブログになってしまいましたが、いかがでしょうか?愛艇のトレーラーに装着可能かどうか、自信が持てない!ってお客様は当店のトレーラー担当である山本(080-8854-1285)までお電話くださいませ。
装着することでバスボートへの昇降が快適になるクイックステップ。5月中旬ごろには初回ロットが入荷する予定です。ご予約(ご注文)は下記リンクからどうぞ。
https://heartsselect.shop-pro.jp/?pid=173951715