パワーポール ムーヴ(MOVE)が発表された23年3月に下記リンクのブログをUPしました。
当該ブログでは『「レンタルボート仕様に加工したり(チタンシャフトのカットはかなりハードルが高いですが・・・)、日本仕様として32から36インチモデルが企画・販売されたら面白いかも!?という話で盛り上がりました』とムーヴPV(MOVE PV)の可能性について触れましたが、日本の正規代理店であるPower-Pole Japanさんのご尽力で妄想話を実現したのが、パワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショート です。
パワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショート はムーヴPVのシャフトが36インチになったモデルなのでパワーポール ムーヴ(MOVE)の特徴はそのまま。
- 永久保証のチタンシャフト
- 独自開発した次世代のブラシレスモーター搭載でハイパワー
- 24V・36Vのどちらでも使用可
- モーターを左右に振る時の駆動音がとても静か
- リモコンでプロペラを逆回転させることができるのでアシに突っ込んだ時やウィードが絡んだ時に脱出が容易
- GPSロック付きトローリングモーターとしては最軽量
- ワイヤレスのフットペダルでストレス軽減
- ローランスHDS PRO・LIVE・CARBONシリーズ、FSシリーズと連携可能
これらパワーポール ムーヴ(MOVE)の特徴については過去のブログにUPしていますので下記リンクをご参照ください。
- パワーポール ムーヴ(MOVE)
- パワーポール ムーヴ(MOVE)の軽さとムーヴPVの可能性
- パワーポール ムーヴZR(MOVE ZR)を使ってみました(前編)
- パワーポール ムーヴZR(MOVE ZR)を使ってみました(中編)
- パワーポール ムーヴZR(MOVE ZR)を使ってみました(後編)
今回、Power-Pole Japanさんのご厚意でデモ機がお借りできましたのでパワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショートならではの特徴と気になる点をお知らせしたいと思います。
まずはパワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショートならではの特徴からお伝えします。
メーカーがラインナップした正規品!
パワーポール社のHPを見ていただけるとわかりますが、36インチがラインナップされています!
メーカーHP:https://power-pole.com/move-pv
メーカーがラインナップしたモデルなので3年間のメーカー保証が付きます!!
マウント一体型としては最軽量!
パワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショート はエレキ本体とマウントとの一体型です。いつも通りに重量を計測してみると・・・
クイックリリースマウントのアッパー部を含む重量は約22kg。エレキに使用する一般的な鉛バッテリーより軽い重量でした。
持ち運びしやすい!
パワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショートはモーター部がマウントにロックされます。
黄色丸部がロックされるのでモーターがクルクル回らないし、重いところがマウントに集結、ペダルもワイヤレスなので重量を感じることなく、持ち運びが簡単です。
昇降がスムーズ!
パワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショートは今までのエレキとは違う昇降になります。
昇降はマウントにあるペダルを踏んで
ロックを解除するところから始まります
違いに違和感があるかもしれませんが、スムーズに昇降ができて、モーターの位置が可変するので今までのエレキの昇降より軽く感じます。
次に気になる点をお伝えします。
振動子のケーブルを結束できない
レンタルボートの場合、オールインワン振動子はサイドマウントポールで設置するケースが多いと思いますが、ライブソナー振動子の場合はエレキに装着する方が多いと思います。昇降動画を見てもらうとわかると思いますが、 パワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショートを昇降する際にはシャフトがマウントの駆動部内部を通過するのでライブソナー振動子のケーブルを結束バンドなどでシャフトに固定することができません。
なのでケーブルは全体的に余裕を持たせてフリーにした上でヘッド近くのシャフトにロッドベルトなどを使って固定する(黄色丸部)する感じです。
シャフトにマウントを付けるとロックできない
ガーミンで言うところのパースペクティブモードが見たくてライブソナー振動子を専用のマウントでシャフトに付けたい方も多いと思います。
そうするとモーター部がマウントにロックがかかるところまで上げることができなくなります。
黄色矢印がマウント側のロック部、赤色矢印がシャット側のロック部。間に振動子専用マウントを設置することになるのでロックすることができません。
対策としてはエレキをある程度上げた時にそれ以上、モーター側が下がらないようにシャフトの高さ調整するロック(黄色丸部)をマウント側に移動(青矢印)させてロックすると良いです。
それでもモーターがフラフラしてしまうので、ちょっとストレスを感じるかもしれません。
マウントの幅が広い
パワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショートのマウントは通常のエレキマウントより幅が広くて市販されているレンタルボート用のバウデッキに設置するとノブが回しづらいです。
デモ機が装着されていたのはサウザーのショートバウデッキ
デジタルストラクチャーのDSバウデッキのノブも同じピッチです
パワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショートはパワーがあるのでバウデッキのノブはしっかり締めてくださいね。
フットペダルには電力供給が必要
パワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショートに付属するワイヤレスフットペダルは電池式ではなく、12から36Vの電力を供給する必要があります。
フットペダルから出ているのが電源コードです
DSハイデッキのオフセットトレーにスッキリ収まってますね
バウ側に設置することが多い魚探用のバッテリーから電力供給することもできますが、当店で販売するパワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショートは本体の電源コードをアンダーソンコネクタ化する際にフットペダル用の電源コード一緒にカシメて電力供給します。
ちなみに2個付属するワイヤレスリモコンも電池式ではなく、充電式です。
専用のクレードルで充電しますが、パワーポール社によると満充電すると1ヶ月以上、使えるそうなので自宅で充電すればよいと思います。もし、使えなくなったとしてもスマホにインストールしたパワーポールアプリで操作できます。
フットペダルにはGPSロックボタンなし
パワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショートのフットペダルにはGPSロックのボタンがありません。
出力を変更するダイヤルノブだけです
GPSロックは付属のワイヤレスリモコンですることになりますが、どうしてもフットでやりたい方は別売りのフットボタンを購入する必要があります。
こちらは電池式。ハイデッキから取り外しができるようにマジックテープで付けると良いと思います。
いろいろとお伝えしましたが、現物を見て触っていただくのが一番!ということで当店では近日中に展示機を用意する予定です。
パワーポール ムーヴPV(MOVE PV)ショートが気になる方はハーツカスタムの秋葉(TEL:080-4119-8802)までお気軽にお問い合わせくださいませ。