コストパフォーマンスに優れたローランスのイーグルシリーズに新たなラインナップとして7月にアメリカで開催されたICAST2024で発表されたのが、 イーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)です。
うん!?どこかで見たことがあるかも!?と思った方も多いと思います。以前、ガーミンが発売していたライトライブスコープ(LVS12)と似てますね。
短期間で廃盤になったライトライブスコープ(LVS12)
廉価版として期待された存在でしたが・・・
参照ブログ:http://www.heartsmarine.com/201901/-lvs12.html
たしかに見た目はそっくりですし、死角のあるライブソナーなど共通項もありますが、全く別物と言っていいGPS魚探です。 今回はイーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)の特徴についてお伝えします。
まずはイーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)のセールスポイントからです。
◆専用GPS魚探!
イーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)はライブビューを見ることができる振動子と魚探本体をセットにしたGPS魚探です。
ガーミンのライトライブスコープ(LVS12)は廉価版の振動子単体と上位モデルのGPS魚探との組み合わせでしか使用できないというアンマッチなところが懸案でしたが、ローランスは死角があるにせよ、ライブビューが見れることをウリにしたGPS魚探を振動子とセットでミドルクラスの価格帯で販売するという独自の戦略をとりました。
◆ブラックBOXなし!
イーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)にはいわゆる、ブラックBOXがありません。
本体の裏側には振動子と電源コードのポートのみ
振動子と電源コードを差し込めば準備完了です!
ブラックBOXがないのでバスボートやアルミボートユーザーはもちろん、レンタルボートユーザーにとってもセッティングがシンプルになる大きなメリットが享受されます。
◆オールインワン振動子!
イーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)はフォワード&ダウンモードを見ることができるライブソナーに加えて2Dソナー&ダウンスキャンも見ることができるオールインワン振動子が付属します。
専用振動子にはエレキのモーターに付けるパーツと
トランサムなどに付けるパーツが付属します
振動子の大きさは幅が約15cm、高さが約12cm、厚みが約3.3cm。
エレキのモーターへの取り付けるとこんな感じです。
ガーミンはもちろん、ハミンバードからもライブソナーが発売されていますが、ひとつの振動子でライブソナーと2Dソナー&ダウンスキャン機能を有するのはイーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)の振動子だけ!セッティングがシンプルになりますね。
◆従来機能もそのまま!
イーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)はライブソナーをウリにしたGPS魚探でありながら従来のローランスGPS魚探が持つジェネシスライブ機能やフィッシュリビール機能を搭載!
常陸利根川にあるテトラをダウンスキャンでチェックすると
テトラにいる魚をしっかり色分けできます!
専用機でありながら従来機能を搭載しているのは嬉しい付加価値ですね。
次にイーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)の注意点についてお伝えします。
◆死角があります!
イーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)はフォワードモード・ダウンモードともに死角があります。映像から想像すると指向角は35°前後だと思われます。
フォワードモードでは水深約5mでボートから
前方約7mぐらいまではライブソナーで映すことはできません
水深約10mではボートから前方約14mぐらいまでは
ライブソナーで映すことはできません
ダウンモードでは水深約12mで映せる範囲は前後約7mです
画像はありませんが、水深約6mだと映せる範囲は前後約3.5mになります
◆同時表示はできません!
イーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)はライブビューのフォワードモードとダウンモードを同時に画面表示できません。切り替えにより、いずれかを画面表示することになります。
◆ネットワークはできません!
イーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)は2台をネットワークしたり、イーグル(EAGLE)シリーズとネットワークすることができません。イーグル(EAGLE)シリーズと同様に単独機で使用することになりますのでご注意ください。
大胆な戦略で注目のローランス イーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)。次回は湖上で試した結果を実践編としてお伝えします。イーグルアイ-9(EAGLE EYE-9)に興味のある方はハーツファインダー高橋(090-3470-1858)までお気軽にご相談ください。