前編では仕様、中編では使用感や機能を紹介しましたパワーポールムーヴZR(MOVE ZR)。
前編:http://www.heartsmarine.com/202401/-zrmove-zr.html
中編:http://www.heartsmarine.com/202402/-zrmove-zr-1.html
最終回となる後編では気になるところについてお伝えします。
パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)のモーターは特徴的な形状をしています。
モーターが円筒状ではないので外付けの振動子を装着するとパーカークランプがジャストフィットしません・・・
2.インジケーターがない
パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)のヘッドには方向指示のインジケーターがありません。
足の間隔で判る方が多いと思いますが、エレキに付けたライブスコープでシューティングをしたい方はやりにくいかもしれません。パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)はインナー・アウター構造ではなく、ヘッドが左右に回る構造なのでヘッドに矢印シールなどの目印を付けると判りやすいと思います。
3.スタビライザーがない
パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)にはスタビライザーが標準装備されていません。本体が軽いし、丈夫だからスタビライザーがなくても大丈夫!という考えらしいのですが、ちょっと不安ですね。
今回はパワーポールの日本代理店であるボブズマシンジャパンリミテッドさんにご用意いただきましたスタビライザーを装着しました。
4.ダイヤルノブに終点がない!
パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)のパワーをコントロールするダイヤルノブには終点がありません。回せば回すだけ回ります。
パワーはワイヤレスで別体のインフォメーションディスプレイの数字で確認します。
慣れるまではちょっと違和感があるかもしれませんね。
5.クルクルは装着可能!?
パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)にライブスコープローテータ、いわゆるクルクルが装着できるのか!?気になっている方も多いと思います。
パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)のマウントには4個のネジがあるのでこれを使えばクルクルのプレートを共締めできると思います。
アメリカでは4個のネジで共締めするハミンバード メガ360°用のブラケットが販売されています。なので日本のメーカーでも対応が進むと思います。
6.アプリ命!
パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)には別体のリモコンが付属します。
リモコンは操作用なので細かな設定はすべてスマホに入れたアプリで行います。なのでスマホがないと自分仕様のエレキに設定できません。
いまだにガラケーの自分にとってはちょっとハードルの高い仕様になっています・・・
6.最高値!
パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)はブラシレスのGPSロック付きエレキの中では最高値です。
パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)の45インチブラックの振動子レスで税別940,000円です。スピード(パワー)・軽さ&低さ・永久保証のチタンシャフト・プロペラが逆回転・アプリでの詳細な設定など、他メーカーにはない付加価値をどう考えるか!?で最高値という評価は変わるのかなと思います。
以上、3回に分けてご紹介したパワーポールムーヴZR(MOVE ZR)、いかがだったでしょうか。
今回、インプレにご協力いただいたお客様はじゃじゃ馬でスピード狂!?にお勧めなバスキャット エイラのオーナーさんです。
パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)を選択した理由はどこまで走りに影響するのか!?興味を持たれたからです。
パワーポールムーヴZR(MOVE ZR)の納品レクチャー後に常陸利根川を走行してみたのですが、バウが軽くなったことでミンコタ ウルトレックスを設置した時とはプレーン時の油圧ジャックの位置が変わりました。スピードを比較するのは難しいですが、走りに影響を与えているのは間違いないと思います。
当店ではパワーポールムーヴZR(MOVE ZR)を装着したデモ艇を準備中です。ご用意できましたら改めてアナウンスいたしますが、気になる方は担当であるハーツカスタムの秋葉(TEL:080-4119-8802)までお気軽にお問い合わせください。