先日、当ブログでご紹介したローランスのフックリビール(HOOK Reveal)。
ご紹介以降、海釣りをされる方から『振動子の浅場用・深場用とは!?』とか『海で利用できるのか!?』などのお問い合わせを頂きました。そこでリーフマスター等でお世話になっております川奈観光ボートハウス様にご協力頂き、海でテストして頂きました。
1.振動子の浅場用・深場用とは!?
フックリビール(HOOK Reveal)のモデルの一部にあるHDI振動子には浅場用と深場用があります。これは周波数の違いです。浅場用は2D(カラー魚探)の周波数が83/200kHzの2周波、深場用は50/200kHzの2周波です。一般的に低周波のほうが指向角が広く、深いところまで探査できます。従って50kHzが選択できる振動子を深場用と称しています。
フックリビール(HOOK Reveal)の魚探本体は水深300mまで表示できます(もう少し深くまで表示できると海での使い勝手が向上するのですが・・・)。川奈観光ボートハウス様にテストしてもらったところ200kHzでは水深100m、浅場用83kHz・深場用50kHzでは水深300mまで表示できることを確認しました。
2.ダウンイメージの実力は!?
フックリビール(HOOK Reveal)の一部のモデルであるダウンイメージは455/800kHzの2周波を発信します。高周波はより精細な画像を見ることができますが、減衰が大きく深いところまで届きません。テストでは800kHzで水深15m、455kHzで水深60mまで表示することを確認しました(下記写真赤枠)。
この結果からダウンスキャン画像で魚だけを色分けするフィッシュリビール機能を使えるのは水深60mぐらいまでということになります。
魚を明確に区別する機能は海釣りに最適ですね!
3.サイドイメージの実力は!?
フックリビール(HOOK Reveal)の一部のモデルであるサイドイメージは455/800kHzの2周波を発信します。ダウンイメージと同じ周波数なので減衰が大きく、深く&遠くまで届きません。減衰が少ない455kHzでも水深30mで両サイド50mぐらいが限界となります。
HOOKシリーズの前モデルであるELITEシリーズは海釣りを楽しむ方から支持されたモデルでした。フックリビール(HOOK Reveal)も海釣りを楽しむ方にご満足頂ける魚探だと思います。