先日、ローランスの2019年モデルの新型GPS魚探のデリバリーが再開しましたが、お待ち頂いていたお客様から多くのご注文をいただきました。
HDSシリーズ、エリートシリーズ共にモデルチェンジとなりましたが、最大の変更点は振動子がアクティブイメージング3in1振動子になったことです。
このアクティブイメージング3in1振動子はHDS LIVEシリーズ、HDS Carbon(Ver18.3から使用可能)、エリートTi2シリーズのみに接続可能です。従来のオールインワン振動子「トータルスキャン振動子」からどのような進化を遂げたのでしょうか?実際のフィールドでその違いについてテストしてきましたのでご紹介します!
◆振動子サイズ及びブラケット◆
まずは、気になる振動子サイズについてです。長さと幅はほぼ同じですが、振動子の厚みが7mm増しました。取り付け用ブラケットは樹脂製からステンレスに変わってます。
エレキのモーターヘッドに取り付けたい方はJ-SPECの3in1振動子プロテクターがお勧めです。
アクティブイメージング3in1振動子:長さ 260mm、 幅 59mm、厚さ35mm
トータルスキャン振動子:長さ 260mm、 幅 59mm、厚さ28mm
◆455khzサイドスキャン映像比較◆
常陸利根川で「アクティブイメージング3in1振動子」と「トータルスキャン振動子」のサイドスキャン映像をHDS-12 LIVEに接続して比較してきましたので画像でご紹介します。
場所は当店ドッグ上流域の水門周りにある複合ストラクチャーです。水門前の石畳とブレイク下に沈み物があります。水門の中は1m切る水深。このスポットを455khzのサイドイメージでスキャンしてみました。
【トータルスキャン振動子】
まずはトータルスキャンの映像です。両翼30mに設定してますが左舷の25mぐらい先より音波の減衰と、かけ下がりのブレイクによって湖底が暗くなってしまいます。また水門の中のシャローは音波が届きづらく暗くなってしまってます。
【アクティブイメージング3in1振動子】
次にアクティブイメージング3in1振動子の画像です。左舷の湖底表示が明るくなっており、音波の減衰が少なく探査範囲が広くなってます。注目は水門周辺の映像です。アクティブイメージング3in1振動子ではシャローのスキャン性能が向上しており、水門内の1mを切る水深でも音波が届いてスキャンできています。シャローの釣りがメインになる霞水系の使用において大きなメリットになりますね。
◆800khzサイドスキャン映像比較◆
同じスポットを周波数800khzでスキャンしたところ、455khz以上の違いが現れました。
【トータルスキャン振動子】
シャロー側は全く写りません。ディープ側の探査範囲も15メートル程と非常に狭くなってしまい、使用状況が限られてしまいます。
【アクティブイメージング3in1振動子】
アクティブイメージング3in1振動子の800khz発信ではシャロー側も音波が届き明るく表示できます。ディープ側は音波の減衰も少なく探査範囲が狭くなることもありません。他の455khz発信の振動子と併用しなければならない時に干渉を避ける有効な設定として機能させることができます。
◆アクティブイメージング3in1振動子サイドスキャン画像◆
最後に霞水系の代表的なストラクチャーをアクティブイメージングでサーチした映像をご覧ください。
常陸利根川の5mのディープから垂直護岸まで積み上げられたテトラ帯です。垂直護岸基礎のシートパイルまでしっかりスキャンできています。
常陸利根川で有名な3隻の沈船エリアです。455khzとは思えない程の解像度で沈船の高さまでイメージできるほどしっかり映し出しています。
ローランスの新型オールインワン振動子「アクティブイメージング3in1振動子」の映像はいかがだったでしょうか?使い易さに定評のあるローランス魚探が広範囲で高精細なサイドスキャンを手に入れた事で更に魅力を増したと思います。
ローランス魚探はまだ品薄状態が続いております。確実に手に入れるにはご予約がお勧めです。
当店ではアクティブイメージング3in1振動子映像の見れるデモ機をご用意しております。気になる方は魚探担当のハーツファインダー高橋(TEL090-3470-1858)までお気軽にご連絡ください。
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