昨日、準天頂衛星みちびき4号機を搭載したH2Aロケット36号機が鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、衛星を予定の軌道に投入、打ち上げが成功しました。
みちびき(準天頂衛星システム)とは、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムのことで、英語ではQZSS(Quasi-Zenith Satellite System)、日本版GPSと呼ぶこともあります。
4機以上の衛星で衛星測位は可能ですが、安定した位置情報を得るためには、8機以上の衛星が見えることが必要とされています。しかし、GPS衛星は地球全体に配置しているため、地球の裏側で見えない衛星があり、どの地点でも概ね6機程度しか見ることができませんでした。 2018年春にみちびきが4機体制になると、このうち3機はアジア・オセアニア地域の各地点では常時見ることができます。これでみちびきはGPSと一体で利用でき、GPS衛星6機とみちびき3機を合わせて8機以上となるため、安定した高精度測位を行うことが可能になります。
これにより数メーターの誤差があった測位が1メートル以下になると期待されています。
GPS魚探ではすでにガーミン魚探の代理店であるG-FISHINGさんがQZSSに対応したGPSアンテナを発売しており、本体もGPSMAPシリーズ・echoMAPシリーズ共に対応しています。
ローランスも代理店のジムクォーツさんがQZSS対応の66チャンネルのGPSアンテナを開発済み。近日中に発売予定です。
IKKI-QZ(NMEA0183)
気になる方は090−3470−1858(高橋)までお問い合わせください
HDSシリーズやElite-Tiシリーズ本体もQZSSの運用が開始されたら速やかに対応ソフトをリリースする予定でPoint-1もソフトのバージョンアップでQZSSに対応予定とのことでした。
来春以降、GPS魚探の重要性が今まで以上に高まり、釣りのスタイル自体が激変しそうなQZSSの運用。今から楽しみですね。
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