ガーミンってどうなんですか!?シリーズ。
最終回はガーミンGPS魚探のネットワークについてお伝えいたします。
ガーミンGPS魚探にはNMEA0138の共有ケーブルを利用したネットワークとイーサネットケーブルを利用したネットワークの2種類があります。
【NMEA0138によるネットワーク】
NMEA0138によるネットワークはechoMAPシリーズやSTRIKERシリーズに使用されるもので一方のechoMAP・STRIKERでポイント入力するともう一方のechoMAP・STRIKERにポイントが同時入力(共有)されます。
言い方を変えればポイントの同時入力(共有)しかできません。
それに対してイーサネットによるネットワークはGPSMAPシリーズに使用されるもので一方のGPSMAPでポイント入力するともう一方のGPSMAPにポイントが同時入力(共有)されるのはもちろん、クイックドローのデータを共有したり、魚探映像を共有することができます。
【クイックドローデータの共有】
ガーミンのネットワークに関して一番多いのが『コンソール側の魚探で作成したクイックドローデータはフロントの魚探で確認できるの!?』というご質問です。
実際に当店デモ艇に装着しているGPSMAP7410xsvにGPSMAP1022xsvをイーサネットケーブルでネットワークしてクイックドロー機能を使用してみると・・・
両機にリアルタイムでクイックドロー機能で作図された等深線が表示されます。つまり、運転しながら作成した等深線をすぐにフロントの魚探で見ながら釣りをすることができるのです。
GPSMAP7410xsvとGPSMAP922xsとの組み合わせでも同様です。ちなみにフロントの魚探にはデータ保存用のSDカードは必要ありません。コンソール側の魚探に記録されたデータをイーサネットケーブルを介してモニターしているのです。
【魚探映像の共有】
次に多いのが『サイドビュー回路を内蔵しているGPSMAPシリーズにサイドビュー回路を内蔵していないGPSMAP922xsをネットワークするとGPSMAPシリーズのサイドビューを共有できるの!?』というご質問です。
これによりコンソールはサイドビュー回路を内蔵しているGPSMAPシリーズを装備してフロントにはサイドビュー回路を内蔵していないGPSMAP922xsやGPSMAP722xsを装備することでコストを抑えた組み合わせでのネットワーク構築も可能です。
【ヘディングセンサーの共有】
ガーミン魚探に使用できるヘディングセンサーにはNMEA0183を介して接続するHD-10DIなどとNMEA2000を介して接続するスティディーキャストがあります。単体の場合、すべてのヘディングセンサーが使用できますが、NMEA2000ネットワークの場合はTカプラーなどの配線キットが必要になるのでNMEA0183を介して接続するヘディングセンサーがお勧めです。
イーサネット対応していないechoMAPシリーズをNMEA0183でネットワークするとNMEA0183を介して接続するHD-10DIなどのヘディングセンサーが使用できません。その場合はNMEA2000を介して接続するスティディーキャストを使用することになります。
3回に分けてガーミンGPS魚探についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。
ちょっと理解しづらいところもあったかもしれませんが、当店でご購入頂いたお客様にはGPS魚探専任スタッフが取り付け方法や操作方法の疑問点や不具合に対して電話やメールで完全サポート致します。ご購入の相談・お問い合わせは090−3470−1858(HEARTS FINDER 高橋)までお気軽にご連絡ください。