以前からお伝えしています通り、スズキの船外機の多くはリーンバーン(希薄燃焼)制御システムを採用しています。
リーンバーン(希薄燃焼)制御システムはエンジンの動作状態をモニターしてエンジンの回転数に応じて希薄な混合気を送り、高効率な燃焼が得られるよう自動調整するシステムです。これにより使用頻度の高い回転域の燃費がかなり向上しています。
では、実際にどのくらいの燃費なのか先日、スズキDF200Aにお載せ替え頂きました会員さんに協力してもらって実測してみました。
ボートはチャージャー295VF。計測に使用したのはローランスHDS-7タッチと流量計。これで燃費をモニターしてみました。
まずは3,000回転をキープして走ることに。
安定したプレーン走行できるギリギリの回転数でボートに対する水の抵抗が大きいせいでバラつきが大きいと感じましたが、リッター2.8キロから3.2キロぐらいを表示。
次に4,000回転で走行。
気持ち良く走れる回転域ではリッター2.3キロから2.7キロぐらいを表示。
最後は5,000回転。
ボートが浮いて滑走状態だからなのか、バラつきが少なくてリッター1.6キロから1.7キロぐらいをキープ。
ボートの種類や水面のコンディションなどにより違いは出るでしょうが、今回のケースではポイントからポイントに移動する時など、使用頻度の高い回転域ではリッター2.5キロ平均といったところでしょうか。会員さんのお話では以前のEFIエンジンと比べると燃費が70から80%ぐらい向上したんじゃないかなと。しかもガソリンはレギュラー指定。『コストパフォーマンスに優れたエンジンだね』とご評価頂きました。
会員さんの粋な計らいで『気になる方にはいつでも試乗してもらっていいですよ』と言って頂きました。もしDF200Aが気になる方がいらっしゃいましたら都合を合わせて頂ければご試乗可能です。0299-77-9212までお気軽にご相談下さい。