お客様のマーキュリーV8ProXS250について気になる不具合が発生しましたのでお伝えしておきます。
まずは写真をご覧ください。
オルタネーターを駆動させるVベルトレールがフライホイールから脱落していますね。
構造を見るとベルトテンショナーがなくフライホイールにゴムダンパーを介してレールが圧入され、こちらで張りと衝撃吸収を行っているようです。
今回の場合、レールが外れたことによりオルタネーターにも影響が及んでいました。
交換すべく、新しいフライホイール(写真左)を取寄せてみると、ダンパーが無くレールとフライホイールが一体となった対策品に変わっていました。
フライホイールにセットで入っていたオルタネーターブラケット(上側)の方にダンパー機能が追加されています。
ちなみに当該エンジンの稼働時間は399時間でした。
他のエンジンも点検したところレールに歪みが出ているものもありましたので今期の冬季メンテナンスでは重点的に点検したいと思います。
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