最近はローランスネタ連発ですが、もう少しお付き合い下さいませ。
先日、実施したローランスGPSアンテナ『Point-1』の検証。
LCX-27CやHDS-7タッチ等、当店保有のローランスGPS魚探をデモ艇!?に搭載してテストしてみました。
測位精度は文句なし。本体内部のアンテナとは比べ物にならない精度を有してますね。
内部アンテナでの衛星捕捉状況
Point-1での衛星捕捉状況
注目のヘディングセンサーですが、LCX-27CやLSM527Cなどはどんな状況でも自船の向きを表示しますが、HDSシリーズではゆっくり動くと画面がフリーズ!?したかのように動かず、20秒ぐらい放置すると正しい位置を表示するという結果に。
コーン(GPS画面上ではアメリカ国旗の形をしたマーク)が右舷後方にある位置からゆっくりとデモ艇(GPS画面上では三角印)を旋回させるとLCX27Cはリアルタイムで正しい位置を表示しますが、HDS-7タッチは旋回する前の右舷後方のまま。暫く放置していると正しい位置を表示しました。
ヘディングセンサー取り付けを希望されるお客様の大半がエレキでゆっくり進むか、ステイしながらGPSに表示されるマークで釣るべきポイントの位置を把握してキャストすることを考えています。となるとゆっくり動くと画面がフリーズ!?してしまうHDSシリーズではベストな使い方は難しいということになります。Elite-7HDIは自船の向きが表示されないので現状では対応不可ということになります。ローランスの代理店であるジムクォーツさんは『ローランス本社に両機種とも改善を申し入れている』とおっしゃってました。
LCXシリーズやLSMシリーズをお持ちの方ならPoint-1を購入してエレキ側でGPSモニター専用機として使うのは面白いかも。HDSシリーズやElite-7HDIを画面分割して使用すると表示が小さくなりますしね。現状ではベストな組み合わせになると思います。
2013/08/01追記・・・※2013年7月に新しいソフトウェアが配布され、HDSシリーズにおいて画面がフリーズする現象はなくなりました
2013/09/23追記・・・※2013年9月に新しいソフトウェアが配布され、Elite-7HDIでもヘディングセンサー機能が使用できるようになりました